こんにちは。もとこです。
今日は山﨑美津江さんの著書『帰りたくなる家 家の整理は心の整理』について、心に残った部分をご紹介します。
片づけに関する本をいろいろ読んできたなかでも、心に残っている本。
- 年数を重ねたからこその味わいがにじみ出る家
- 丁寧にきちんと考えられた収納
- 人生の先輩が寄り添ってくれているような、温かい言葉
これらの写真や言葉に触れ、自分の家と暮らしを大切に慈しもう!と思わせてくれます。
狭い意味での片づけというより、広い意味で暮らしを整えるための方法を学べる本です。
ビジュアルからやる気をもらいたい方に、特におススメです。
平らが大事
家の雰囲気づくりに一番大きく作用するのは、床と壁です。
家具や飾りではなく、平らな面積をどれだけ確保するかで家の居心地は決まります。(p.44)
とても印象深く、心に残った言葉。
1日の終わりや行動の節目には、できるだけ床を平らにするよう心がけることにしました。
壁もたくさん飾るのではなく、基本は平らに。
キッチンカウンターの上やチェストの上など、平らな場所がいくつかあるだけで、空間の印象はぐっとスッキリすると感じています。
気がつけばチラシや書類、子どものおもちゃなどが置かれがちではありますが…。
1つ置かれるとどんどん溜まるので、できるだけ溜めずに片づるようにしています。
無理のない範囲で「ここは平らにする!」という場所を決めると、部屋の中に聖域ができますね。
家事にかかる時間を計ってみる
「何分で何ができるか」を自分のものにしていくと、生活はうまく回り始めます。
まずは、10分でできる「10分仕事」を増やしていくといいですね。(p.78)
この一節を読んで、家事にどれくらいの時間がかかっているのかを計ってみました。
今のところ、私の「10分仕事」は、
- トイレ掃除
- 洗面所&洗濯機の糸くずフィルター掃除
- 食洗器のなかの食器を拭き、片づける
- リビングに散らばったおもちゃを片づける
- 寝具の取り替え
などなど。
10分あれば意外といろんなことができます。
そして、1日のなかでまとまった時間はなかなか取れないけれど、10分ほどのスキマ時間はちょこちょこあることにも気がつきました。
次男のお昼寝中など、ちょっと手の空いたときに「あれやっちゃおう!」と思えることが増えました。
家事時間を一度計ってみると、時間を有効に使えるようになると実感しています。
暮らしの質を高める家具を揃えていく
暮らしの質を高める家具は、それなりのお金や時間をかけても揃える価値のある物だと思うのです。(p.85)
著者の山﨑さんのお宅にある家具や時計などは、アンティークが主ということもあり、とても味わい深い雰囲気を醸し出しています。
気に入った家具やインテリアに囲まれることで、自分の家をもっと好きになれます。
家を整えよう、きれいに保とうというモチベーションにもつながりますよね。
小さい子どもたちに多少傷つけられても、家具はできるだけ気に入ったものを使いたいと思っています。
値段は関係なく、自分が気に入っていることが大切!
お気に入りの家具と一緒に時間を重ねる。
そんな暮らしに少しずつ近づいていきたいです。
おまけ:子育てについて
山﨑さんは、子育てについても正直な気持ちを書いてくれています。
大学では教育学を専攻しましたが、子どもと直接関わるのは苦手。
自分の子どものことも「かわいい」より先に、腹を立ててしまうことばかり。(p.112)
なかなかこんな風に書いてくれている本はない!と感じます。
私も子どもと関わるのが苦手だと感じることが多いので、なんだか勇気づけられました。
母親であると同時に、1人の人間である私たちが、思い通りにはならない相手と向き合い続ける。その関わりの中でしか、育たないものがあると思うのです。(p.116)
こちらも、年を重ねた先輩お母さんだからこそ、重みと説得感のある言葉。
本当に思い通りにならなさすぎる毎日ですが…。笑
今はとにかく自分にできることを積み重ねていくしかない、やるしかない!と奮い立たせてもらいました。
(疲れるのも、きっと子どもと向き合っている証拠なはず!)
まとめ:写真と言葉の調和がすばらしい
ほかにも掃除の仕方や料理のしくみづくりなど、暮らしの知恵がたくさん。
内容はもちろんすばらしいですが、何よりも温かみのあるお家の写真と優しい言葉に、読むと心が癒される本です。
山﨑さんの笑顔のお写真を見ているだけで、じんわりと励まされる気がします。
気になった方はぜひお手に取ってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。