こんにちは。もとこです。
少し前から「自分は”役に立つ”ということに縛られすぎなのでは?」と感じていました。
すると、ちょうどいつも愛聴しているワーママはるさんのVoicyで、それに近いテーマが取り上げられていました。
▼プレミアム(月額課金制)の放送回なので心苦しいのですが、一応リンクを貼っておきます。
今日は、おそらくまったく役に立たないであろう、私の今の気持ちをつづります。
ワーママはるさんのVoicyの概要
簡単にはるさんのVoicyの内容をまとめると、以下のようになります。
- 以前、ちきりんさんのVoicyで「放送の初めに毎回自己紹介や雑談をするパーソナリティがいるが、それは不要。内容の面白さこそが大切。」という趣旨の放送があった。
- その放送を受けて、何人かのパーソナリティさんが冒頭の自己紹介や雑談をカットするようになった。
- はるさんはその様子を見て、「自己紹介や雑談ににじみ出る人柄こそが、そのパーソナリティの魅力だと感じていたリスナーもいるのに」と少し残念に思った。
- すぐに役に立たなくても価値のあることはたくさんある。それこそが人生を生きやすく豊かにしてくれるのではないか。
かなりざっくりではありますが、こんな内容でした。
「すぐに役に立たなくても価値のあることはたくさんある。それこそが人生を生きやすく豊かにしてくれる」という部分が自分のモヤモヤと重なって、個人的にとても響く放送回でした。
「役に立つこと」に縛られすぎている
ここ1~2ヶ月ほど、自分が「役に立つこと」に縛られていると実感する場面が多くありました。
- ブログで「役に立つことを書きたい、書かないと」と思ってしまう
- 書店で、つい小説よりも実用書やビジネス書ばかりを選んでしまう
- 自由時間には、楽しむことに時間を使うよりも、何か形に残ることをしようと思ってしまう
などなど。
なんだかいつも分かりやすい「役に立つこと」にとらわれていると感じていました。
この焦りにも似た気持ちは何なんだろう?と、ずっと考えていました。
▼ブログへの迷い(?)についてはこちらの記事で触れています。
私が「役に立つこと」に縛られる理由
まず、自分にとって「役に立つこと」って何だろう?と考えてみると、「成長」「前進」「有益」というキーワードが思い浮かびました。
ごくごく狭い、今すぐに自分を成長させてくれることを求めているみたいです。
では、なぜ私は「成長」「前進」「有益」ばかりを求めてしまうのか。
成長して、前進して、有益なことを知って、どうなりたいのか。
考えて気づいたのは、「自分に自信がなくて、将来が不安」という強い気持ちがあることでした。
仕事、子育て、外見、人間性…全方位的にあまり自信がないんです。
仕事、ずっと続けていけるかな?
もし勤務先がつぶれたら、どこかで雇ってもらえる市場価値が私にはあるのかな?
こんな怒ってばかりの母親で、子どもたちはまともに育つのかな?
保育園のお母さん方、みんなキレイで痩せていてすごいな。
どうして私はもっと人に優しくなれないのかな?
そんな気持ちがよく湧いてきます。
(ネガティブすぎてごめんなさい。笑)
だから「役に立つこと」を貪欲に吸収して、自分を成長させて、自信を持ちたい。
30代半ばにしてなお思春期真っただ中のようでお恥ずかしいですが、そんな気持ちが奥底にあるのは確かなようです。
「いつも足りない」という感覚
数年前、とあるきっかけからカウンセリングに通った時期がありました。
そこで臨床心理士の先生に言われたのが「いつも足りない、と感じていらっしゃるんですね。」という言葉。
あぁ…その通りだなぁ…と深く納得したことを覚えています。
もっと成長しないと。有益なことを知ってどんどん取り入れないと。
このままじゃいけない。きっと先々困ったことになる。
ポジティブな気持ちではなく、ネガティブな気持ちが行動のモチベーションになりがちであることに、先生の言葉で気づかされました。
▼好きな片付けですら、ネガティブな気持ちを回避するためにしているくらいですから。笑
「役に立たないこと」をする勇気
では、どうしたらいいのか。
結論は出ていないのですが、このままのアプローチを続けていても、ずっと変わらないような気がしています。
成長しようと頑張るのは大切だけれど、そればかりではなく、今を楽しんだり味わったりすることも同じくらい必要なのではないかと。
▼こちらでご紹介した本にも、同様のことが書かれていたなぁ…
これからはもっと意識的に、「役に立たないかもしれないこと」に時間を使う勇気をもちたいと思いました。
ひとまず残りあと1週間の育休中、ひとつくらいは「役に立たなさそうだけど、やりたいこと」をやってみたいと思います。
「自分はこのままではいけない」と思いつづけて、早20年以上。
情けないけれど、いつかこの状態から脱却できる日を夢見て、いろんなアプローチを試していこう。
10年後くらいには、ドーンと揺るがず、いつも今の自分を受け入れられるようになっていたいです。
小さな一歩からコツコツと。きっと変わっていけますように。